アメリカの小児科医はどう探す?選ぶポイントは?

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アメリカ出産/手続き関連

出産後すぐお世話になるのが小児科医。
出産した数時間後には赤ちゃんのチェックアップでお世話になってから、毎月の検診や予防注射、急に体調を崩した時…と何かと会うことになる小児科医。
どのように探し、選んだらいいのか実体験もふまえながらまとめました。

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出産後どのくらいにお世話になる?

出産後から3歳までの検診スケジュールをまとめました。
検診と一緒に予防注射をすることが多いです。
接種スケジュールは先生によって違う場合があります。

そのほかに、怪我をした、熱を出した、など突発的に先生を訪ねることがあります。

子供の月齢やること備考
出産後
(生後0日〜)
産後の入院中の検診入院中は毎日会う
生後1週間前後退院後の検診初めて先生のオフィスに行く
生後2週間検診予防注射がある場合も
1ヶ月検診予防注射がある場合も
2ヶ月検診予防注射がある場合も
3ヶ月検診予防注射がある場合も
4ヶ月検診予防注射がある場合も
6ヶ月検診予防注射がある場合も
9ヶ月検診予防注射がある場合も
12ヶ月
(1歳)
検診予防注射がある場合も
15ヶ月
(1歳3ヶ月)
検診予防注射がある場合も
18ヶ月
(1歳6ヶ月)
検診予防注射がある場合も
24ヶ月
(2歳)
検診予防注射がある場合も
2歳ヶ月検診予防注射がある場合も
3歳検診予防注射がある場合も

アメリカの小児科医はどうやって探す?

妊娠中、早い段階から探し始めましたが、子供が出来るまで縁遠かったこともあり、とても苦労しました。
どのように小児科の先生候補を調べたのか方法をまとめました。

口コミ、友人の評判から探す

子持ちの友人や、子連れで赴任してきている同僚にかかりつけ医を聞きました。

実際に受診している人からの話なので、

・先生や看護師の方の人柄
・オフィス様子
・予約状況(急病の時などすぐ見てもらえるかなど)

について詳しく聞くことができます。

産婦人科医に聞いてみる

出産予定日が近くなってくると、検診の際に産婦人科医から、小児科医はどうするのか聞かれることがあります。
まだ決まっていなかったり、決まっていても先生の評判が気になる、と言う場合は産婦人科医からアドバイスがもらえるかもしれません。

私も今の小児科医にお願いする前に、産婦人科医と出産予定の病院のナースに相談し、いい先生だよ、と言うお墨付きをいただいたので、小児科医を決めました。

ただし、開業して数年の新しい小児科医の場合は産婦人科医も知らない場合があるため要注意です。

出産予定の病院のナースに聞いてみる

出産前に、出産予定の病院でNSTなどを受ける予定がもしあれば、ナースにもおすすめの小児科医を聞いてみましょう。

入院病棟などで連絡する機会があるためか、ナースの皆さんは先生の人柄についてよく知っています。
この先生は診察が丁寧だとか、親への説明が分かりやすいだとか、教えていただけるので、こっそり聞いてみるのもいいかも!

出産準備講座などで聞いてみる

初めての出産や、日本で出産経験はあるけど海外での出産が初めてという場合は、出産前に夫婦で出産準備講座などに出席する機会があると思います。

特に日本語で日本人向けに行なっている場合は、日本語で診てもらえる小児科の先生や、出産後のサービス(母乳相談や母子交流会、家事手伝いなど)について教えてもらえる可能性大です!!!

また、出席している方々はほぼ同時期に出産予定のため、小児科医だけでなくベビー用品や産後の手続きについても相談できるし、今後長く付き合える友人ができることも。
出産後、半年くらいはなかなか外にも出れず、赤ちゃんと一日中一緒では気が滅入ってしまう事がとても多かったです。
子供の月齢が近く、成長するにつれ出てくる同じような悩みを相談できる友人が、出産前に友人が出来るのはラッキーです。

保険会社に聞いてみる

保険が適応される小児科医一覧リストはもらえるかもしれませんが、ピンポイントの情報は難しいかも。
すでに候補の小児科医があれば、保険がカバーされるか聞いてみるのはありかもしれません。

かかりつけの小児科候補が見つかったら事前面談をしよう


小児科医が大体決まったら、出産前に先生と面談する機会を設けておくことをお勧めします。
一度会っておくと人柄もわかるし、オフィスの様子や場所など通いやすいかチェックできます。

事前面談はどのように設定する?

まずは保険の情報は必ず聞かれるので、保険のカードを手元に用意しておきます。
(カードが無い場合は、少なくとも、保険会社、プラン(PPO、HMOなど)はわかるようにしておくと安心です)

候補の先生のオフィスに電話をして、
・妊娠中であり、小児科医を探しており、先生と面談したいこと
・新規患者は受け付けているか?(コロナ対策や患者がいっぱいで新規患者を受け付けていない場合があります)
・自分が持っている保険は使えるか

を伝えてください。

すると、先生から日時の候補をいくつか提示されます。
日時の候補は先生によって違います。
普段の診察後、オフィスが閉まった後に設定する先生もいれば、診察時間中に時間をとってくださる先生もいます。

面談時間は30-60分くらいです。

面談は妊娠中のいつがベスト?

早過ぎると先生も忘れるし、自分も先生の感じを忘れてしまうので、妊娠8ヶ月くらいがいいと思います。
実際、私は6ヶ月くらいの時に今の先生と面談しましたが、出産後にnice to meet youと言われました。笑

事前面談ではどんなことを質問する?

事前面談では先生の話を聞くというよりも、こちらからいろいろ質問してこの先生に自分の子供をお願いできるか確認します。

質問は先生の経歴や治療方針、新生児育児で不安に思っていること、保険についてなどなんでもOKです。

面談の際に、先生がじっくり話を聞いてくれるか、親身になってもらえるかも確認です。
実際の定期検診はもっと慌ただしいです。

一例として、私が事前に聞いて良かったな〜と思った点をまとめます。

1)新規患者を受け付けているか?持っている保険(海外旅行者保険含め)は使えるか?

電話でアポを取る際でもいいですが、必ず確認した方がいいです。
海外旅行者保険を持っている方は、こちらも忘れずに。

2)診察している曜日や時間と、時間外や緊急の場合は予約なしで即日見てもらえるか?

子どもはいつ怪我をするか具合が悪くなるか全く読めません。
急に受診が必要になった場合について確認しておきましょう。

また、先生が長期休暇をとっている間についても要確認です。
いつもは日本語が通じる先生でも、長期休暇中の代理の先生は日本語が通じない場合があります。

3)グループ診療か個人診療か?

オフィスに何人かの先生が所属しており数人で診察を回している場合(グループ診療)と、個人の先生がオフィスを持っている場合(個人診療)があります。

グループ診療だと、診察時間が長く、土日も診察している事があります。
ただ、予約なしで当日診療してもらう場合、初対面の先生に当たることも…
また、そのオフィスの先生全員が自分に合っているいい先生とも限りません。

個人診療だと、営業時間が短く土日休みの場合がありますが、いつもの先生に診てもらえるので安心感があるかも。

4)どんな時に病院に連絡したらいいのか?出産前にあると便利なものは?

この症状が出たらすぐ病院へ!という症状は大人と赤ちゃんでは違います。
どんな症状がでたら病院に、すぐ連絡か確認しましょう。

また、小児科医の観点からみて出産前に用意しておくと便利なものも聞いておくと安心です。
私は解熱剤と液体ミルクがあると楽だよと教えてもらいました。
液体ミルクは買う予定ありませんでしたが、先生と面談後用意して正解でした!使い勝手がよく、頻回授乳の間は使用頻度多かったです。
解熱剤も産後1年のうちに何度か使うので、出産前に用意してもいいかもしれません。

4)コロナ禍での診察状況

問診はビデオ診療で、予防接種、体重測定だけは病院へ、付き添うは大人1人のみ、という先生も有れば、入り口で検温し、付き添いは何人でもOK、問診や予防接種、体重測定も対面でという先生もいます。

そのほかに、なるほどな〜と思ったのが、永住または子どもが思春期を迎えて渡米した場合、小児科医の性別が気になる、という人もいました。
アメリカでは高校生くらいまで小児科にかかります。
思春期を迎えた女の子が、男性の先生に体の相談をするのはちょっと気が引けるから女性の先生を選ぶという人もいました。

私が今の小児科医先生に選んだ決め手は?満足している?

友人の紹介や産婦人科や看護師からの評価、先生との事前面談を経て、私が今の小児科医を選んだ決め手は2点あります。

1)面談の時に親身になってくれた
面談にかなりしっかり時間を割いてくれました。1時間以上話していたかな?
聞き忘れや出産前に心配な事があったらすぐ電話して、ととても優しかったです。

実際の検診では、熱を出した、肌荒れが酷いなどで電話をすると、すぐに折り返し電話があり丁寧に相談に乗ってくれる先生です。

2)友人の口コミで出産後に追い詰められない、と聞いた
出産後は絶対に病む!と思っていた私は、ゆるい先生を探していました。
子持ちの友人に相談したところ、いい意味でゆるい(赤ちゃんが元気でママもハッピーならそれでOK)という先生を紹介されました。

出産後の検診では、are you happy?(ママは大丈夫?困っていることない?辛くない?)と聞いてくれ、一緒に解決できる事はないか考えてくれるいい先生です。

私は今の先生にお願いして、大大大満足です。
帰国となった時に一番困るな〜と思うのは小児科医の先生が変わってしまう事だと心から思っています。
それくらい私たちにはマッチした素敵な先生です。

頻繁にお世話になる小児科医、吟味しよう

産後から頻繁にお世話になる小児科医。
事前調べや面談などを経て自分たちに合った先生が見つかるとラッキーですよね。

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